病気自慢の巻

公開日:2020年07月11日 カテゴリー:Diary タグ:

年寄りが病気自慢をするのが分かる。僕は訳あって定期的に内科に通っている。更に訳あって泌尿器科にも通っている。そして歯医者に眼科に、今は集中的に耳鼻科にかかっている。・・・「ちょっとサーフィンをお休みする訳にはいきませんか?」と耳鼻科の先生。「えぇまあ」と僕は他人事のような返事をする。そもそもこの会話を2年に一度くらいの割合でしているのだ。いつからか僕の耳は海水が溜まるようになってしまい、今回も耳栓がズレたほんの一瞬が原因で2年振りの通院となった。この日は泌尿器科とのはしごだった。僕は泌尿器科の扉を開ける度に落ち込む。泌尿器科というのはとにかく「客層」が酷いのだ。今回も待合室はオールお爺さんの「オーシャンズ8」といった顔ぶれ。僕は受け付けで診察券を探す。「あれ~昨日見たんですけどねぇ」と財布をひっくり返す。「大丈夫ですよ。こちらで調べますから」と受け付けの女性。「いやぁ昨日見たんだけどなぁ」と独り言。すると「あれっ前回診察券忘れてますよ」と受付の女性。手元を見ると、僕のカルテに診察券がクリップでとめられている。「じゃあ昨日見たのは何だったんだろう」。僕も泌尿器科オーシャンズ8の一人である事を自覚した。・・・写真はJAMES JONES。僕が17歳の時に観たサーフィン映画「MANY CLASSIC MOMENTS」の中でのワイメアのチューブは衝撃を受けた。耳の水が抜けない僕と同じサーフィンとは思えない。