惜しいの巻

公開日:2021年04月04日 カテゴリー:未分類 タグ:

時間調整に喫茶店に入る。郊外型のコーヒーチェーンだ。店内は天井も高く、席と席の間隔も広い。調度品のアールデコ調のフレームにピアノのBGMは高級感を演出している。そして皮張りの椅子は沈み込むようで「おコーヒーを一つ」と言いたくなる雰囲気だ。それなのに置いてる植木が擬木なのだ。ここまで優雅を演出しておいてビニールの植木なのだ。あ~残念でならない。・・・最近はこういう物を「フェイクグリーン」と呼んでいる。個人的には「全否定」はしない。環境的に植物が育たない場所や無人に近い場所などは、無いより良いと思う事もある。それどころかパチンコ屋の花輪と水ようかんの葉っぱはニセモノの方がしっくりくるぐらいだ。逆に桜餅の桜の葉や柏餅の柏の葉っぱはホンモノであってほしい。特に桜餅の桜の葉は食べちゃうのでビニールじゃ誤飲という事になってしまう。それと「経木」。経木は杉やヒノキを薄く削ったいわば包装紙でこれが雰囲気ある。僕の子供の頃は経木が主流だった。経木に包まれた塩ジャケが美味しくない訳がない。そう言えば竹皮の経木という物もあった。裸の大将のおむすびが包まれてそうな竹皮の経木。記憶ではお肉屋さんは竹皮だったと思う。・・・だいぶ話がそれて寿司のバランはもはやどっちでも良くなった。