橋幸夫引退の巻

公開日:2021年10月09日 カテゴリー:未分類 タグ:

橋幸夫が引退する。若い人は「へぇ」も無いだろう。引退の理由は思い通りの声が出なくなったからだと言う。「あんなに上手かった」歌手も加齢と共に例外なく声が出なくなる。その点僕の好きなボブディランのように端から「上手く歌おうなどと思ってない人」は衰えが分かりづらい。ただ口パク当たり前の時代に「声が出なくなった」の理由で引退するのはさすがに昭和の歌手は意識が違う。・・・僕が子供の頃、橋幸夫は売れていた。吉永小百合と歌う名曲「いつでも夢を」ももちろん良いが、僕は「雨の中の二人」が好きだ。「♪雨が~小粒~の真珠なら~♪」の後にバックコーラスが「♪真珠なら~♪」と追っかけるように歌う。これが昭和っぽくて良い。この曲が流行った頃、僕はまだ小学校に上がるか上がらないの年齢。実際にこの曲の思い出は無いのだけど、この頃の「我が家」を思い浮かべると、不思議とこの時代の曲が脳裏に流れてくる。・・・引退というのは難しい。倒れる寸前まで現役にこだわる人も居るし、余力を残して引退する人も居る。僕はどうするか決めかねている。ただヤル気があるのにお呼びがかからないから、仕方なく引退というのは避けたい。